遮蔽効果 (しゃへいこうか:shelter effect)
分子中の原子は、一般に他の原子と価電子を共有して結合している。これがある静磁場B0中に置かれると原子核の周りを回る価電子の起動はB0に直交することとなり、原子核の周囲にはB0 と反対方向の微小磁場が誘導される。したがって、この原子核が実際に感じる磁場強度B0よりも若干小さくなる。これが価電子による遮蔽効果である。この効果の大きさは、価電子による共有結合の強さで決まる性質がある。(石森文朗)
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