信号強度 (しんごうきょうど:signal intensity)

MRIの信号強度は、X線CTにおけるCT値とは異なり、同一被写体であっても測定の条件のよって変わり得るので、画像上のピクセル値は、対象ボクセルからの信号強度値を元にした相対的な値でしかない。この信号強度値に影響を与える因子としては、生体組織に由来するもの、パルス系列の選択およびそのパラメータ、そして装置の調整状態に基づくものなどを挙げることができる。生体組織のプロトン密度・T1値・T2値、流れに関する情報、拡散係数などが生体組織固有の因子であり、パルス系列の種類とTE・フリップ角・FOV・スライス厚などがコントロール可能なスキャンパラメータである。さらに、静磁場強度およびその均一度、RFパルス送信の精度、コイルの感度、受信系の増幅度、チューニングの状態などが装置に依存するものである。(石森文朗)

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

コメントするためには、 ログイン してください。

MRIfan.netからのメルマガを受け取る!

※以下ドメインメールアドレスはプロバイダのフィルタが厳しく、到達率が低下しております。
確実なメール受信の為に、GmailもしくはYahooアドレスでの登録を推奨しております。

@icloud.com @me.com @mac.com @hotmail.com

*メールアドレス
*お名前(姓)
*種別

おすすめ記事

プレスリリース

登録されているプレスリリースはございません。

Facebookもチェック!

話題をチェック!

  1. 2019-1-12

    ペースメーカ本体(ジェネレーター)の型番だけで、MRIの安全性を判断しないでください!!

年別アーカイブ

ページ上部へ戻る